まず，そうした優れたコンテンツに比較的安価でアクセスできるのは事実であり，この時代の良さでもあります。実際，参考書を読んだり動画を視聴したりすることで勉強を進めることは不可能ではありません。

一方で，”読む” “視聴する” という受け身の勉強ばかりしていると，アウトプットの機会が不足します。特に数学では学んだことを用いて自身で演習をしないと，せっかくのインプットが定着せずに流れ出てしまいます。その結果，理解した気分になるのに肝心のテストの成績はボロボロ，という状態に陥ります。

数学指導を専門にされているプロ講師の方が良質な授業をできるのは明確な事実です。一方で，実際に最難関の大学である東京大学の入試を突破し，かつその記憶が古くない学生講師だからこその利点もあります。

たとえば，科目ごとの勉強量に関してバランスのよいアドバイスができます。数学の勉強ばかりをやるよう強要することはありません。また，受験経験がプロ講師よりも新しいため，志望校を決める際に親身になって相談してくれるでしょうし，受験期の日々の過ごし方や受験当日の過ごし方などについても具体的なアドバイスをもらうことができます。

マスゼミ®︎での丁寧な数学学習は早期に開始すべきと私は考えます。なぜなら，論理的思考力や記述力は，一朝一夕には鍛えられないからです。
“まだ先でいい” と先送りにし，受験が近づいてから危機感を覚えても，すぐには挽回できません。答案がグチャグチャだと，そもそもどこで躓いているのかを解明するのにも時間がかかり，勉強の効率が悪化してしまいます。さらに，受験期は数学以外の科目の追い込みも始まるため，忙しくなる一方でしょう。

早期から指導を受ける方が経済的にもむしろ得である場合があります。
たとえば中学生のうちから数学の組み立てを丁寧に学んでおけば，受験学年になってから突然週何時間も塾の授業を受けたり，教材や映像授業を買い漁ったりする必要はありません。また，あいにく志望校に不合格となり予備校等に通うこととなったら，その費用のみで年間数十万円かかることもあるでしょう。