数学専門オンライン家庭教師「マスゼミ」塾長の林です!
勉強にしろそれ以外にしろ、何かしらの「問題」に直面したときに何をすべきか。
今回はそれについてお話ししようと思います。
「問題」を「問題」のまま眺めていても意味がない
例えば、ある生徒が定期試験の数学の試験で良い成績を出せなかったとします。
学校の先生や親からも「もっと勉強しろ」と言われてしまいました。
今回の試験に向けて、結構勉強していたのに、です。
このとき、その子は何をすべきでしょうか。
数学の点数が低かったから、数学の勉強をもっとしなきゃ。
今までは1日30分くらいしか勉強していなかったので、これからは1日1時間勉強することにしよう。
こんな風に考える子が多いのではないでしょうか。
私が過去に指導してきた生徒の中にも、こういう考えをする子がいました。
でも、
「数学の点数が低かった」→「数学をもっと長時間勉強しよう」
というのは、問題解決の手法としてあまりに雑なのです。
雑というか、そもそも問題を解決しようとしていないという感じでしょうか。
数学の点数が低い、数学ができない…
目の前の問題を、そのままの形で眺めて悩んでいても、適切な解決法を発見することはできません。
「原因」を見つける
「数学の点数が低かった」という現象を、自分であれこれ分析する必要があります。
具体的には、次のようなものです。
今回の数学の試験は、二次方程式が範囲だった。
前半は二次方程式を解くだけの問題で、後半が文章題という感じだった。
でも、後半だけじゃなく前半も不正解の問題がたくさんあった。
…ということは、そもそも二次方程式を正しく解けていないことになる。
解の公式は覚えていたはずだが…一応確認してみよう。
(教科書を開く)
うん、解の公式はちゃんと覚えている。
じゃあ、何を間違えていたんだろうか。
(採点済み答案を見る)
よく見てみると、
- 解の公式を使うところまではOKだが、そのあと根号の計算でミスをしている。
- 解の公式を立てた時点でも、何問かミスをしている。
ということがわかった。
1つ目を解決するには、根号の中身を簡単にする練習をすればよさそうだ。
2つ目については、どうやら b = 2b’ とおくバージョンの解の公式を覚え間違えていたらしい。
正しい式を覚えなおすか、そもそも b = 2b’ とするバージョンの公式を用いないことにしよう。
…こんな感じで、点数が低かった要因を詳しく分析して、対策を講じるのです。
漠然と「数学ができない」と考えていた段階と比べると、次に勉強すべきことが明確になりましたね。
まとめ
目の前の「問題」をそのまま眺めるのではなく「原因」が明らかになるまで分析する。
その原因に応じて、次になすべきことを考える。
そして、もちろんそれを実行する。
このステップを自分で組めるようになれば、勉強もそれ以外も飛躍的にパフォーマンスが向上するのです。
でも,こうした原因究明のプロセスは非常に高度なものです。
数学が苦手な生徒の多くは,これを独力ではできないことでしょう。
(というか,できれば苦労しないですよね。)
マスゼミでは,単に問題の答えを教えるだけではなく,以下のような深い内容もレクチャーしていきます:
- 問題の解き方
- 別解の見つけ方
- 不正解の原因究明の方法
- 数学の成績を上げる方法
こうした中長期的な学習に重要なことを,東大生講師に習うことができます。
目先の試験をやり過ごすだけの勉強はもうやめにして,ぜひ私たちと一緒に勉強していきましょう!
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